カラバは銘木一枚板でテーブルを製作する工房です
工房は富山の山間に位置しています
『銘木一枚板テーブル』と聞いてどの様な品をイメージされますか?
カラバのテーブルはもしかすると一般的なイメージとは少し違うかもしれません
木にはそれぞれに表情がある様に思います
その木がどんな場所で育ったか
どの様に伐採・製材され
またどの様な乾燥期間を経たのか
様々な表情をもつ一枚板たちですが
杢がある方がいい
光沢がある方がいい
穴はない方がいい
厚みはこらくらい
幅はこれくらい
樹皮の仕上げは、、、
etc...
一定程度『銘木一枚板の常識』の様なものが存在しその上で製作された品物が多いのかも知れません
もちろんその中には大切な教えも散りばめられています
例えば板の評価を著しく下げる虫食い穴
実は見た目の話だけでなく、虫害で内部が空洞化していたり卵や幼虫が潜んでいて再び穴から出てくる可能性があります
また余りに薄い一枚板
これは割れ・反りなどが出た時に脚部との連結に問題が生じテーブルとして使用するには危険な場合があります
一方で、
従来は「美しくない」「使い道がない」と切り捨てられてきた
水の侵食による黒いシミや不規則な模様、
樹心に向かった干割れ、
巨樹の中央や節に沿ってぽっかりと空いた穴、
自然乾燥で朽ち落ちた断面、
グネグネとした形状の一枚板、、、
それらは本当に美しくないのでしょうか?
樹皮のある材
ない材
整った形の材
奔放な姿の材
穴があったりシミがあったり
また逆にそれらを持たなかったり
同じものはひとつとして無く、
個性の評価は人それぞれで構わないはず
従来の価値基準に於いて素晴らしい材であっても
現代の住空間には馴染まない物も少なからず目にする様におもいます
『銘木一枚板の常識』を1度離れて
樹齢200年を超える銘木の良材を使い
適切な加工を施す
そうして現代の住空間に溶け込むことのできる姿をしたインテリアを作りたい
そんなコンセプトのもと日々製作に励んでいます
カラバのオンラインストアで皆様のお気に入りが見つかれば嬉しく思います
○カラバ®︎及びCarabas®︎は弊社の登録商標です ○